2012年09月07日

MAN D2840LE403 Fuel filter (燃料フィルター)交換

ブログ担当はENDOです
MAN-D2840 LE403 定期交換部品交換作業の燃料フィルター(Fuel filter)交換をお伝えします
マリンディーゼルエンジンの燃料の流れを簡単に説明しますと以下のように構成されています

@ 燃料を蓄えておく燃料タンク
A 燃料に含まれているゴミを取り除く燃料フィルター
B 燃料タンクの燃料をインジェクション・ポンプ(Injection pump)に供給するフィード・ポンプ(Feed pump)
C 燃料を高圧にして適正量を最適なタイミングに圧送するインジェクション・ポンプ
D 高圧の燃料を燃焼室に噴射するインジェクション・ノズル(Injection nozzle)
E 燃料ラインを繋ぐパイプやホース

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燃料1次フィルター (Racor) 油水分離器

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フィルター交換をします、交換時に燃料が外にこぼれるのを防ぐ為、ウエスを巻いています

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旧フィルターを全て取外した状態です

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新品のフィルターに交換しています

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燃料2次フィルター (MAN 純正部品)

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フィルターを取外した状態 燃料をエンジンに垂らしたくないので養生をしています

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新品のフィルターを取り付けています

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交換後、後ろに写っている燃料フィードポンプで燃料ラインのエア抜き作業を行います


MANディーゼルエンジンは燃料1次フィルター、燃料2次フィルターと2種類の異なる燃料フィルターが使用されています

まず燃料は燃料タンクから燃料1次フィルターに入ります、1次フィルターにはRacorというメーカーのフィルターが使用されていて、目の粗いフィルターでゴミと水分を取り除きます

1次フィルターを出た燃料は2次フィルターに入ります、2次フィルターはMAN ディーゼル純正部品で、目の細かいフィルターでさらにゴミを取り除きます

燃料噴射ポンプにゴミや水が混入した場合、燃料噴射ポンプは確実に故障します
エンジン内部にも水が入って故障します

燃料噴射ポンプはエンジン構成パーツの中で最も高額のパーツで、ちなみに本機の場合400万円を超える価格設定です

噴射ポンプのカムシャフト部はエンジンオイルで潤滑し、心臓部のプランジャーやデリバリーバルブはこれから噴射する燃料で潤滑をしています
エンジンオイルが劣化すれば噴射ポンプの寿命を短め、不純な燃料もポンプを壊す一番の原因となってしまします
定期交換部品の交換整備は小さな出費で高額部品を守る作業なのです

その防止のため2つの異なるフィルターを使い、燃料を2段階で濾して綺麗な燃料が燃料噴射ポンプに入るようにしています
燃料フィルターを1次、2次交換を定期交換部品交換時に必ず実施することにより、少ないコスト(燃料フィルター代)で燃料ポンプとエンジンの故障を防ぐ事が出来ます
posted by mizunomarine_tsc at 11:31| Comment(0) | マリンビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月24日

VOLVO PENTA MD2020の整備

ブログ担当は遠藤です

VOLVO PENTA  MD2020の整備でヨットのエンジンです
定期交換部品交換でお客様からの依頼がありました

整備内容はOil交換 Oilフィルター交換 熱交換器コア清掃 ミキシングエルボー清掃

今回は熱交換器( Heat Exchanger. ヒートエクスチェンジャー)清掃をお伝えします。

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熱交換器のコアを取外し時に海水ポンプインペラの羽根が熱交換器の海水入り口に溜まって海水の流れを干渉していました

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熱交換器のコア清掃を行います

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コアの外側は清水が通ります

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コアの内側は海水が通ります

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海水ラインの清掃をしています

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清水側清掃後

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海水側清掃後

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海水ライン圧力検査

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コアを熱交換器に取り付けます

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コア取付け後、清水を注入し清水ラインの圧力検査をする中代先生

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復旧後のエンジン

@ 熱交換器はエンジン内部を循環している清水冷却水(クーラント)を海水を循環させて熱を冷却しています。 海水ラインにゴミや塩が固まって詰まり穴を塞ぐ事が有ります。

エンジンの冷却後の海水は排気ガスとミックスして船外に排出しています
排水量が以前よりも減少した場合など海水ラインの詰まりが予想されます
その結果、十分な冷却ができなくなりエンジンを損傷するケースがあります。


A マリンエンジンは1次冷却水(海水)を利用して、2次冷却水(クーラント)、
吸入空気、エンジンオイル、マリンギヤオイル、排気エルボ等を冷却します。
1次冷却水ラインは1本の直列ラインで連結されているため、どこか1箇所でも詰まりが生じると全ての冷却性能が低下してしまいます。
海水ラインの整備は、一度に全てを整備することを推奨します。

posted by mizunomarine_tsc at 15:46| Comment(1) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月22日

Volvo Penta 250船外機

最近感動したことでメダル数最高の38個のロンドンオリンピックでの日本人の活躍だ。
水泳日本のメドレーリレーや東洋の魔女と称された女子バレーボールの悲願のメダル奪取、体操、男女サッカー、卓球、テニス等たくさん挙げられるが私が最も感動したことは劇レアーなVolvo Penta社製の船外機をゲットしたことです。

Volvo Penta社で船外機を販売していることをご存知の方は極僅かと思います。

私がこの業界に入った35年ほど前に実はあったのです。
中身は本田技研社製で22ps/5500rpmがスペックです。
製造を本田技研社が担当し、世界への販売をVolvo Penta社の販売網で、日本国内では本田技研社が輸入し販売しておりました。
この35年ほど前の船外機を関東地区の営業中にスクラップ寸前のところを見つけて即決で購入して来ました。
スウェーデンのVolvo本社のミュージアムにも飾ってありますが、ミズノマリンの大阪本社のオフィース入口に展示しました。

大阪本社へお越しの際は是非劇レアーな船外機を当時のカタログとともにお楽しみ下さい。
ホンダモンキーのチェック柄のシート地のオートバイを探すより至難の業です。

展示にあたってはお取引先のポートダグラス大高社長さんにエンジンケースを掃除から下地作りとプロペラ塗装を東京サービスセンターの中代、ロアーケーシングの磨きと塗装を同じく増子リーダーの協力の元再生しております。

このレストア技術もミズノマリンの特技です。ご協力の皆様ありがとうございました。画像でお楽しみ下さい。

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東京支店サービスセンター 支店長 伊谷(番外編)
posted by mizunomarine_tsc at 15:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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