ENDOです
今回はVOLVO TAMD41Bのシリンダーヘッド(Cylinder head) 整備です
エンジンの出力不足で依頼を受けたエンジンのシリンダーヘッド整備をご紹介します
船齢18年のエンジンで運転時間は1500時間、一般的なプレジャーボートの使用時間といえます
直列6シリンダーエンジンのシリンダーヘッドです
シリンダーヘッドは鋳鉄製が使用されています
シリンダーヘッドは燃焼室の一部で高温になるので内側には冷却用のウォータージャケットがあります、外側にはインレットマニーホールド・エキゾーストマニーホールド・バルブ機構・インジェクションノズルが取付けられています
マリンディーゼルエンジンは10年、もしくは1000運転時間を目安にカーボンが蓄積してきます
カーボンは燃焼室内や排気バルブ、排気マニホールド等、あらゆる場所に付着し燃焼効率を下げるばかりか 排気温度の上昇やコンプレッションの低下トラブルの原因にもなります
まずは点検・不具合箇所を特定するには清掃が基本です
今回は分解・清掃作業です、次回は計測・修正・組立を行います