2012年12月11日

VOLVO PENTA 型式TAMD31L 換装工事

今回のブログは中代が担当させていただきます。

ヨットに搭載されているエンジンREMAN FORD 型式SP90から
VOLVO PENTA 型式TAMD31L換装工事を紹介させて頂きます。

(※NOX二次規制の関係上、同じエンジンに換装する場合を除き、換装時点での規制に適合したエンジンを搭載しなければならないとあります。今回のエンジンは130KW未満ですので規制には適合しませんが、エンジン換装には法律の考慮が重要になりますので御注意下さい。)

メンテナンス性、馬力UPなど、全ての面でストレスが少なくなると見込め、オーナー様は大変楽しみにお待ちになってくれました。

このヨットは、木製ハルでロングキールの44フィート上架するとかなりの迫力です!
エンジンを取出すには、センターサロン床下から、サロン、さらに約1メートルの階段を上り、幅60cmの出入り口を、マリンギヤまで合わせると400kg以上もある大物を通過させる必用がありました。

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@センターサロン床下  SP90
 
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A この先には広い空があるのですが!

まずはエンジンやサロンの間取りなどの寸法を計測し、事務で作戦を綿密に練り出していきます。
内容が決まれば、冷静に作業に取り掛かる次第です。

シャフト、電気配線、燃料、冷却ライン配管等を外します。
少しでも重量を軽減する為、マリンギヤは船内で切り離し、オイル、クーラントも抜き取りました。
エンジンルームから吊り上げる為にはサロン内に単管パイプで櫓を組み上げ、チェーンブロックを使用して取り出します。
お客さまの大事な物ですので、当然傷つけない為にも養生もしっかり行います。

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Bまるで船内はジャングルジムの様になります。

そういえば、資材や工具を船内に運び入れるにも約5メートル位のタラップを上下するに事になりますので、私達はそれらを運ぶだけでも死にそうになった事を思い出します。(涙)

エンジンを抜き取る作業は、実際とても危険な作業です。冷静な気持ちで始めますが
しかし、あまりにも内容が激しすぎて迫力のある大事な場面の写真を撮る余裕がなく。すいません、ご想像でお願いします。
  
エンジンを地上まで下ろした後は、エンジンを積み込む為のエンジンベットの加工、積み込みへ進んでいきます。

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Cエンジンベッド修正 大阪本社からFRPのスペシャリスト佐神くんです。

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Dエンジンオーバーホールも、床を塗装するのも綺麗な仕事してくれます。

積み込み時の撮影は沢山ありますよ。

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Eこの高さです。

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Fユニックを使い吊り上げていきます。


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G信頼できる東京の兄弟たち、(左) 遠藤氏 (右)酒井氏

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I船内でマリンギヤを取り付けます。

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J据付完成です!
posted by mizunomarine_tsc at 13:01| Comment(1) | マリンビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月09日

VOLVO PENTA D4-225 海水ポンプOH(オーバーホール)

ENDOです

VOLVO PENTA  D4-225のエンジン整備です

定期交換部品交換と冷却器整備でお客様からの依頼がありました

今回は海水ポンプOH(オーバーホール)お伝えします

今回整備をした船はドライブ装備のエンジンなので、海水ポンプがドライブを通して海水を吸い上げます 
この海水はドライブを通り、海水ポンプを経て海水フィルターを通過し、そこから燃料クーラー、インタークーラー、熱交換器とエンジンオイルクーラー(一体型)に送られると共にそれらを冷却し最後に、海水はエキゾーストパイプのエルボーに送られ、排気ガスと混合され船外に排水されます

海水冷却システムはインペラタイプの海水ポンプがドライブベルトで駆動されて海水を汲み上げて圧送しています

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エンジンから取り外した整備前の海水ポンプです 
ラバーホースの上に海水ストレーナーが取り付きます

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分解
海水ポンプのエンドカバーを外し、海水インペラーを取外します
海水インペラの羽根は破損していました
排水量の減少などはインペラの羽根の破損も原因の1つと考えられます

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インペラの奥に有るWear washer が破損していました
本来、インペラカムを外さないとWear washerは取外せない構造になっていますが割れた部分が取れました

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ベルトプーリを取外します

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ベアリングとシャフトを海水ポンプから取外します

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シールを取外したら分解は完了です
清掃後に組立をします

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組立
清掃した海水ポンプハウジングにシールを取付けます

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ベアリングを圧入したシャフトを海水ポンプハウジングに取付けます

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分解時に破損があったWear washerとインペラカムの新品を取付けます

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ベルトプーリーを取付けて、オーバーホール(OH) は完了です


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最後にペイントをして作業は終了です


今回の整備では海水冷却系統と清水冷却系統の分解清掃・ポンプオーバーホール・                  
サーモスタット交換を行いましたが非常に理に適った整備です

その理由は、マリンエンジンは1次冷却水(海水)を利用して、2次冷却水(クーラント)
吸入空気、エンジンオイル、マリンギヤオイル、排気エルボ等を冷却します
1次冷却水ラインは1本の直列ラインで連結されているため、どこか1箇所でも詰まりが生
じると全ての冷却性能が低下してしまいます。

ミズノマリンでは海水ラインの整備は、一度に全てを整備することを推奨します

次回は、VOLVO PENTA  D6-435の熱交換器整備をお伝えします

ラベル:D4-225
posted by mizunomarine_tsc at 10:13| Comment(1) | マリンビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月30日

出張整備!

お久しぶりです、渡邉です。
静岡県の吉田漁港にマリンエンジンの定期整備に行ってきました。

静岡は学生時代に住んでた地で、懐かしい風景を眺めながらサービスカーで片道約3時間の移動

NEW.jpg
 
今回の船は10年近く前に弊社にて両舷エンジンオーバーホールを実施させていただいたお客様でした。
入社7年目の私にとって、10年前は清水で大学生活を謳歌していた頃に、諸先輩方が修理したエンジンだと思うと養生を張る手にもついつい力が・・・

IMGP1638.JPG
 
今回のエンジンは「MAN D2842LYE」定期整備の内容はエンジンオイル・オイルフィルター、燃料1次2次フィルター、海水ポンプインペラ、Vベルトの交換を行いました。

IMGP1643.JPG 

IMGP1646.JPG

     
燃料フィルターは1次、2次共に汚れが目立ちます。
定期交換部品とは、エンジンの性能を維持する目的で1〜2年のインターバルで必ず交換が必要な消耗部品を意味し、本作業はエンジントラブル防止に大きく貢献します。
例えば燃料フィルターの交換は、本船の場合8箇所の整備で数万円ですが、作業を怠ると数百万円の燃料噴射ポンプが壊れてしまいます。

ミズノマリンではエンジンが壊れてから修理をするのではなく、エンジンを壊さない為の
整備作業を推奨しつづけています。

ミズノマリンは静岡をはじめ日本中どちらまででも出張整備いたします。
「最近オイル変えてないなぁ」と気づいたオーナー様、「外国のマリンエンジンなんだけど近くに整備を頼める業者さんいないんだよなぁ」とお困りの方、それ以外の方もお気軽にお問合せ下さい。
正規代理店の教育を受けた多数のサービスマンが対応させていただきます。

posted by mizunomarine_tsc at 10:13| Comment(0) | マリンビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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