2012年10月30日

出張整備!

お久しぶりです、渡邉です。
静岡県の吉田漁港にマリンエンジンの定期整備に行ってきました。

静岡は学生時代に住んでた地で、懐かしい風景を眺めながらサービスカーで片道約3時間の移動

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今回の船は10年近く前に弊社にて両舷エンジンオーバーホールを実施させていただいたお客様でした。
入社7年目の私にとって、10年前は清水で大学生活を謳歌していた頃に、諸先輩方が修理したエンジンだと思うと養生を張る手にもついつい力が・・・

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今回のエンジンは「MAN D2842LYE」定期整備の内容はエンジンオイル・オイルフィルター、燃料1次2次フィルター、海水ポンプインペラ、Vベルトの交換を行いました。

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燃料フィルターは1次、2次共に汚れが目立ちます。
定期交換部品とは、エンジンの性能を維持する目的で1〜2年のインターバルで必ず交換が必要な消耗部品を意味し、本作業はエンジントラブル防止に大きく貢献します。
例えば燃料フィルターの交換は、本船の場合8箇所の整備で数万円ですが、作業を怠ると数百万円の燃料噴射ポンプが壊れてしまいます。

ミズノマリンではエンジンが壊れてから修理をするのではなく、エンジンを壊さない為の
整備作業を推奨しつづけています。

ミズノマリンは静岡をはじめ日本中どちらまででも出張整備いたします。
「最近オイル変えてないなぁ」と気づいたオーナー様、「外国のマリンエンジンなんだけど近くに整備を頼める業者さんいないんだよなぁ」とお困りの方、それ以外の方もお気軽にお問合せ下さい。
正規代理店の教育を受けた多数のサービスマンが対応させていただきます。

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2012年10月26日

VOLVO TAMD41B オーバーホール(OH) シリンダーブロックA

ENDOです

今回はVOLVO TAMD41Bのシリンダーブロック(Cylinder block) 整備です

エンジンの出力不足で依頼を受けたエンジンのシリンダーヘッド整備をご紹介します

写真ではお伝えしませんが以下の測定、検査を実施します
これが全てではありません

@シリンダーライナーの磨耗限度を直径を測定します
ピストンの直径を測定します
2つの測定値からピストンのクリアランスを計算します
Aクランクシャフト
浸透探傷検査でクランクシャフトの亀裂を調べます
ダイアルゲージでクランクシャフトの曲がりを測定します
ビッグエンドベアリングとメインベアリングジャーナルの摩耗を測定します
ビッグエンドベアリング、メインベアリングとクランクシャフト間のオイルクリアランスを点検します
クランクシャフトのジャーナルやピン部分の摩耗はオイルクリアランスが大きくなり油圧低下やエンジンからの異音の原因となります
Bカムシャフト
カムシャフトのベアリングレースを測定します、
カフシャフトの曲がりを測定します
カムのリフト高さを測定します
バルブリフトをする箇所の表面の傷を調べます
Cコネクティングロッド
コンロッドアナライザーで曲がりやねじれを測定します
Dメインベアリングキャップとハウジング(クランクシャフトの軸受部分)
キャップとハウジングの歪と損傷を調べます

実際には他にもまだありますが、上記以外に全ての測定、検査後に問題が無いのを確認し組み付けに入ります、問題が有るものに関しては交換をします。
現時点で磨耗が基準値内であってもオーバーホール後の10年を見据えて交換部品を決定します

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オイルジェットの損傷、詰まりが無いか1本、1本確認します

前回も書きましたが、ここが詰まると、ピストンが冷却出来ず焼きついてしまいます
問題が無いので取付けます


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シリンダーライナーはある程度は自然に摩耗しますが、運転時間と使用するオイル(潤滑油)によって大きく影響されます。
明らかに異常なシリンダーの摩耗はオイルのグレードが指定されたより低いものを使用したり、メーカーが定めたオイル交換の時期を無視したり、ひどいケースでは交換をしていない時に起こります
今回はシリンダーライナーが摩耗により状態が悪いので、全数交換をしました

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メインベアリングを取付けます

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クランクシャフトを載せて、規定トルク+角度締めで締め付けます

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ピストンを加熱し、ピストンとコネクティングロッドを組立ます

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組立たら次はピストンリングを取り付けてピストンをエンジンに取付けます


私が今回のオーバーホール(OH)作業をお伝えすするのはここまです
完成したエンジンのテストは大阪本社でベンチテストと塗装仕上げを実施します

続きは大阪ブログで紹介できると思いますので、しばらくお持ち下さい

ミズノマリンには、ミズノマリン本社工場で、全分解オーバーホールを済ませた再生エンジンを、故障したあなたの愛艇のエンジンと交換する画期的なシステムがあります。

NEWエンジンへの換装と比較して、経費は50%近く軽減されるほか、トップシーズンの工期短縮で短いボーティングシーズンを無駄にしません、年間20機以上の出荷実績を誇るエクスチェンジエンジンをお試しください

エクスチェンジエンジンに関する質問が有りましたら、遠慮なくご連絡下さい

TEL.06-6863-5233

HP address  http://www.mizuno-marine.co.jp
e-mail  info@mizuno-marine.co.jp

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2012年10月15日

VOLVO TAMD41B オーバーホール(OH) シリンダーブロック@

ENDOです。

今回はVOLVO TAMD41Bのシリンダーブロック(Cylinder block) 整備です
エンジンの出力不足で依頼を受けたエンジンの整備をご紹介します

分解・清掃編

前回紹介したシリンダーヘッドのエンジンブロックです

シリンダーブロックはシリンダーライナー、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフトを内蔵し、補機の取付けのベースになっています
シリンダーブロック内部に潤滑油と冷却水の通路があり、上部にはシリンダーヘッド、下部にはオイルパンが取付けられています

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分解前のエンジンです

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分解前にシリンダー内のコンプレッションの有無を調べます
同じく、清水ラインの水圧検査をして漏れの有無を事前に調べます

分解前に事前に不良箇所を確認することで修理方案の検討がスムーズになります
整備後にはもちろんコンプレッションを再確認し、正常値まで回復していることを確認します

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分解作業中、シリンダーヘッド、補機類を全て外します

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オイルパンを外します

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オイルポンプを外します

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カムシャフトを外します

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ピストンを外します

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クランクシャフトを外します

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ベアリングを外したら、オイルジェットを外します
オイルジェットを使いピストンをオイルで冷却します
これが詰まっているとピストンは冷却されずに焼き付いてしまいます

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オイルラインの盲蓋を外し

シリンダーライナーを外したらエンジンからのパーツの取外し作業は終わりです

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次はピストンの分解です、まずはピストンリングを外します

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ピストンを温めてピストンピンを外します

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ピストンにはカーボンが固着しているのでしっかりと清掃し除去します

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全てのパーツを清掃します

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シリンダーブロックを清掃し、シリンダーヘッドとの合い面を整えます


次回は検査・組立をお伝えします

posted by mizunomarine_tsc at 13:31| Comment(1) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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