2012年08月24日

VOLVO PENTA MD2020の整備

ブログ担当は遠藤です

VOLVO PENTA  MD2020の整備でヨットのエンジンです
定期交換部品交換でお客様からの依頼がありました

整備内容はOil交換 Oilフィルター交換 熱交換器コア清掃 ミキシングエルボー清掃

今回は熱交換器( Heat Exchanger. ヒートエクスチェンジャー)清掃をお伝えします。

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熱交換器のコアを取外し時に海水ポンプインペラの羽根が熱交換器の海水入り口に溜まって海水の流れを干渉していました

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熱交換器のコア清掃を行います

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コアの外側は清水が通ります

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コアの内側は海水が通ります

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海水ラインの清掃をしています

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清水側清掃後

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海水側清掃後

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海水ライン圧力検査

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コアを熱交換器に取り付けます

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コア取付け後、清水を注入し清水ラインの圧力検査をする中代先生

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復旧後のエンジン

@ 熱交換器はエンジン内部を循環している清水冷却水(クーラント)を海水を循環させて熱を冷却しています。 海水ラインにゴミや塩が固まって詰まり穴を塞ぐ事が有ります。

エンジンの冷却後の海水は排気ガスとミックスして船外に排出しています
排水量が以前よりも減少した場合など海水ラインの詰まりが予想されます
その結果、十分な冷却ができなくなりエンジンを損傷するケースがあります。


A マリンエンジンは1次冷却水(海水)を利用して、2次冷却水(クーラント)、
吸入空気、エンジンオイル、マリンギヤオイル、排気エルボ等を冷却します。
1次冷却水ラインは1本の直列ラインで連結されているため、どこか1箇所でも詰まりが生じると全ての冷却性能が低下してしまいます。
海水ラインの整備は、一度に全てを整備することを推奨します。

posted by mizunomarine_tsc at 15:46| Comment(1) | メンテナンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月22日

Volvo Penta 250船外機

最近感動したことでメダル数最高の38個のロンドンオリンピックでの日本人の活躍だ。
水泳日本のメドレーリレーや東洋の魔女と称された女子バレーボールの悲願のメダル奪取、体操、男女サッカー、卓球、テニス等たくさん挙げられるが私が最も感動したことは劇レアーなVolvo Penta社製の船外機をゲットしたことです。

Volvo Penta社で船外機を販売していることをご存知の方は極僅かと思います。

私がこの業界に入った35年ほど前に実はあったのです。
中身は本田技研社製で22ps/5500rpmがスペックです。
製造を本田技研社が担当し、世界への販売をVolvo Penta社の販売網で、日本国内では本田技研社が輸入し販売しておりました。
この35年ほど前の船外機を関東地区の営業中にスクラップ寸前のところを見つけて即決で購入して来ました。
スウェーデンのVolvo本社のミュージアムにも飾ってありますが、ミズノマリンの大阪本社のオフィース入口に展示しました。

大阪本社へお越しの際は是非劇レアーな船外機を当時のカタログとともにお楽しみ下さい。
ホンダモンキーのチェック柄のシート地のオートバイを探すより至難の業です。

展示にあたってはお取引先のポートダグラス大高社長さんにエンジンケースを掃除から下地作りとプロペラ塗装を東京サービスセンターの中代、ロアーケーシングの磨きと塗装を同じく増子リーダーの協力の元再生しております。

このレストア技術もミズノマリンの特技です。ご協力の皆様ありがとうございました。画像でお楽しみ下さい。

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東京支店サービスセンター 支店長 伊谷(番外編)
posted by mizunomarine_tsc at 15:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月10日

マリンギヤ オーバーホール (分解整備)A

ブログの担当は遠藤です

前回に続いてTWIN DISC MG5075というマリンギヤの整備です
症状は後進ができないということで修理依頼がありました


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分解してトラブルの原因を探します

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前進ギヤでここにクラッチディスクとスチールプレートが入ります
クラッチディスクの下に油圧で動くピストンが入っています

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これがピストン、ピストンの底がギヤケースの面と磨耗し大量の鉄粉が油圧ラインを塞いだことが今回の後進不具合の原因だと考えます


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ピストンを交換しギヤを組立

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ギヤを本体に組み込みます

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組立ができたら船に載せエンジンに取付けます
 
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マリンギヤ取付け後、無事に作動確認ができ海上試運転を実施しました


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一緒に作業を行った中代先生

@今回のトラブルの原因の1つに急加速、急激なアスタン(後進)の可能性が有ります
急激なシフト操作を避けることで余計な負荷を抑え、ギヤをより長く使用することができます。
Aマリンギヤ内部はギヤオイルで潤滑と冷却を行っています。

エンジンの冷却に使用した1次冷却水(海水)が最終マリンギヤオイルクーラーを通過するため、
例えば海水インペラーの劣化や熱交換器の整備不良が原因で1次冷却水の流量が不足した場合にも
間接的にマリンギヤが損傷するケースもあります。

マリンギヤオイルの交換とエンジン冷却系統の整備は必ず実施しましょう

posted by mizunomarine_tsc at 10:23| Comment(0) | マリンビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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